マイクロエンド(顕微鏡を用いた根の治療)B

神経管を探りニッケル・チタンファイルで神経を除去したところです。

ですが・・・

本来上顎の小臼歯は統計上
神経管が2本の場合が8割
神経管が1本の場合が2割

差が4倍ありますから、2本あると考え治療して行きまます。
また人の体には色々法則があり、
俺ルール1、
1本であれば歯の丁度真中辺りにその1本が来ることが多いです。
*写真を見ても丁度真中に黒い穴が見えます。
俺ルール2、
2本であれば神経管が真中から同じ距離ぐらい離れた所に1本ずつ隠れています。 ⇒ 左右対称的な関係がある。
歯の真ん中に線を引きその線から離れた所に黒い穴があればもう1つ逆側に外れた所に存在する可能性が高い訳です。

また2本神経管がある場合ロードマップを探すという方法もありますが、、、
小臼歯ではロードマップがフィンになっていることが多い感じがします。
(*フィン:魚の背びれのようなもの凄い細い線上の形態) ←コレ覚えておいてください。

溝が見られればそこをたどっていけばもう1本を探すことが出来ます。
(*ロードマップ:神経管と神経管を繋ぐ細い溝  大臼歯の神経管を探す時に便利な地図のようなもの   例えば、海の地図⇒海図 歯の地図⇒ロードマップ
 これが使えるようになるとエンドが面白くなってくる魔法の地図)
ロードマップ画像
http://www.eedental.jp/blog/archives/2009_2_1_262.html

しかし、この歯で言えば歯の丁度真中に神経管が来ているロードマップが見られない。

ということで2割の1根管!?


ですが・・・
明日に続く!!
 

投稿者 eedental : 10:49 | 歯内療法(エンド)