歯内療法 根管充填後のレントゲン

術後のレントゲンですが、私は必ず2枚のレントゲンで確認を行います。
(術前もそうなのですが^^;)

写真
:正方線(フィルムに対して真直ぐレントゲン線を当てる)
:遠心投影(フィルムに対して少し後ろからレントゲン線を当てる)

こうして2枚のレントゲンを撮ることで3次元の根管を写真である程度把握することが出来ます。
レントゲンは影絵です、1枚のレントゲンで全ての病状が映し出される訳ではありません。

例えば、
左のレントゲンでは2本の白い線しか見えません。
しかし、角度を変えて撮影した右のレントゲンでは白い線が4本見えます。
(この歯の根の数は4本なので4本線が見えないときちんと根管充填出来たとは言えません)

2枚のレントゲンを撮ることでレントゲン情報をより正確に得ることが出来るのです。


ただ、
どれだけレントゲンを撮っても細い神経管は写ってこないので、大きな神経管の状況だけレントゲンで分かると覚えていてください。







個人的な感想なのですが、
1年後のレントゲン撮影が楽しみな症例ですo(^o^o)(o^o^)o
  

投稿者 eedental : 17:14 | EEデンタル こだわり