無菌的操作と無菌化は違うものなのさ!!

地下鉄で毎回迷い、櫻井先生のオフィスの近くの安宿に泊まっている院長です。


今時東京のホテルでテレビ100円って。。。
「国宝級ものだな」(>。☆)

テレビ見ないのでいいのですが(笑)


石井先生のセミナー
収穫多くて何を書いていいやら。。。

この時点で2009年行って良かったセミナーNo1決定的なのですが(笑)
これで今年はAAE(アメリカ市内療法学会)いかなくてOKだな!( ̄- ̄)ゞ

来年行きますm(_ _)m


一番の収穫は
『根管貼薬』ですね!!
今から方針換えます。

感染根管には積極的に使用していきます。

やはり第一選択は水酸化カルシュームですが、(そろそろ日本もFC貼薬は止めた方がいいかと・・・)
水酸化カルシュームちょっとしたポイントがあるみたいで、
・水溶性

・非水溶性
があり、使い分けると面白そうです。
顕微鏡を用いて行うマイクロエンドをやっていると根管充填前に根管にへばり付いている水酸化カルシュームが気になります。
これは非水溶性のもので、ホントなかなか取れません。

でも、水溶性の水酸化カルシュームなら水に溶けるので除去が簡単!!(比較的簡単)
粉末を買ってきて今週から作ろうと思います。

NCで練ってもOKみたいな話も聞きましたし^^

しかし、水溶性のものは効果は早いですが比較的短期間で薬効が落ちるみたいです。
ですが短期根管貼薬としては持って来いの材料ですね。

逆にゆっくりの薬効で長期間放置したい場合は非水溶性を使ってみようかと思っている次第です。

水溶性と非水溶性があるとは。。。
知らなかった(・。・;)


2点目
アメリカの東西で多少考え方が違う点
私は師匠のエンドがベースにあり、アメリカエンド的な考え方です。
師匠に教えて頂いているものは、アメリカエンドでも西海岸の先生の有名処の先生の考え方が中心です。
今の有名処の先生はシルダー先生の流れだそうです。
(ラドル先生とあんなに中の良い師匠はホント羨ましい^^)

で、今回受講させて頂いた石井先生はペンシルバニア大学に留学されていて、
東海岸の先生の考え方で非常に興味深い内容でした。_φ(□□ヘ)
「巨人」「阪神」みたいなところでしょうか。

でも大きな考え方は同じですよ。
『クリーンな環境下で菌の排除を効率的に行うか』 です。

特に興味深かったのは根尖の拡大号数の考え方(どこまで根の先を削るか)です。

私は今まで根尖孔は大きく削らないと言うシルダー先生(私の中では『神』です)の流れだったのですが。
今回のセミナーで、これはちょっと前の考え方で、Ni−Tiファイル(前に書きましたのでそちらを参考に)の出現で
トロンスタッド先生の根尖は大きく開けるというコンセプトが可能になったので根尖はある程度削った方がいいと言う全く反対側の考えでこれは興味深かったです。_φ(°-°=) 

石井先生はNi−Ti(ニッケル・チタン)ファイルのことを「ナイタイファイル」と言っていましたが始め何のことかさっぱり分かりませんでした(汗;)



すみません、
危険なので注意書きをさせてもらいますが(結構歯医者の先生読んでいるみたいなので^^;)、
根尖(根の先)を破壊するような大きな拡大ではないですよ。

また拡大場所を間違えるととんでもないことになるので書いておきますが(;△;)

根尖(根の先端)というものは学問的に3分けられ、
・レントゲン的根尖孔 (レントゲンで見える根の先、ここを基準にエンドしちゃ駄目ですよ^^;)
・解剖学的根尖孔 (歯の中の神経は骨の中に入り込んで脳に繋がっています、その神経の出口部分だと思ってください)
・生理学的根尖孔 (歯の表層のセメント質と象牙質の移行部 解剖学的根尖孔より少し歯の中の部分)
この3つがあります。

歯の神経をどこまで掃除するか!?(゜ー゜)(。_。)

この辺りの説明は絵でないと・・・
強引な例え ですが、車の「車幅」を測る時
ミラーをそのままにした状態で測るのか
ミラーをたたんだ状態で車幅と表現するか  

みたいな、みたいな感じです(強引です!!)


厳密に言えば全く当てはまらない例えですよ( ̄_ ̄|||)
でも、こんな感じでかなり微妙な所なんだと思ってください。

石井先生のおっしゃられるのは生理学的根尖孔です。
一番安全領域に設定した上での太く削るです。
私は作業長を解剖学的根尖孔で行っていますので生理学的根尖孔より多少根の外側に作業長を置いています。
と言っても0.5mmないぐらいの差です。
(エンドで0.5mmって大きな単位なのですが^^;)

一方、予後が悪いと私の歯科医院に来られる患者さんの根の先は・・・
生理学的根尖孔より歯の外の解剖学的根尖孔を大きく削られて完全に破壊されたような状態です。。。

たまに#150、根の先が1.5mmぐらい開いている場合もありますが・・・
これは、開けすぎでしょう(汗)
歯でいう『骨折』に等しいです。(このような時にはMTAを使用して人為的に閉鎖しに行きます)

ですから根尖1つを大きく削る、小さく削ると言っても自分の作業長をどこにおいてに考えるかも大切だなと感じ非常に聞いていて面白かったです(^◇^ ;)



3点目
薬:(抗生剤)に関して
今まで私も感染根管において術後にフレアーアップ(大きく痛みが出る、腫れる)を警戒して抗生剤を予防的に出すケースがたまにありましたが、
これはあまり意味がないみたいでね。。。
いくつもの論文が示していました。

以前、澤田先生にも、数%程度のリスクの為の投薬は考えた方がいいと言われていたのですが。。。
薬については考え直します。

ここが1流と3流の差・・・

また術後疼痛ですが、
非ステロイド抗炎症薬+アセトアミノフェンの組合わせがいいみたいですね。

痛みのコントロールをいかにうまくして行くかは非常に大切なことだと思います。
私の根の治療は100%麻酔が必須なのですが、この麻酔液もポイントがあるようですね。
(自費でしているからこんなこと言えると反論くらいそうですが^^;)


最近読んだ非定形歯痛の本にも抜髄後痛みが3か月続くような物に関しては非定形歯痛の可能性が出てくるとありました。
こうならないように抜髄ではスパッと短期間で治療を終わらせるべきですね。

と言っても師匠の真似をし始めて、ここ何年も抜髄でトラぶったことないので今のシステムは変えないですが( ̄ω ̄;)
ホント『痛み』がなかなか落ち着かなくて転院されてくる人の中にはこのパターンになっており、
ペインクリニックに通ってもらったりしたこともありますがホント大変です。

でもきちんとした手順で行った治療の場合、根充後1か月ぐらい待てば症状が落ち着いてくる場合もありますが・・・(゜▽゜;)

ですから、抜髄治療中で痛みが1か月半以上続く時は早目にきちんとした歯内療法を行う歯科にその歯だけ転院してしまうのも1つの方法です。
でもその場合多くが感染根管になってしまっていますのでやはり予後の安定は最初のようなフレッシュな根管であった抜髄よりはよくないと思います―(T_T)→

私の歯科医院では歯を長く残すのは
1、神経を取らないこと
2、神経を取らないといけなくなったら、1回目の神経の治療が最も重要

と話します。

結局一度感染を起こしてしまった歯は人間の力では元に戻すことが出来ない場合がホント多いです。


で無菌化の話を書こうと思ったのですが、ここでお時間となりました。
次回また書きます。


いやいや、ホント石井先生のセミナー面白いですよ!!
効率的にエンドがしたい先生は是非!!d(>_・ )

石井先生の根充後のレントゲンを見ても根管形成上手いなぁ〜と思いました。
(私の師匠も根管形成激上手いです^^      で、私はと言うと。。。             精進します・・・)

情報をくれた渡辺先生「ありがとぉ〜!!」




でわ、タイヨウ先生&チッコロさん(鬼軍曹)のオフィスに見学に行ってきます。


ヤバっ、遅刻
軍曹に怒られる C= C= C= C=┌( ;・_・)┘→→→



投稿者 eedental : 18:04 | 歯内療法(エンド)