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マニアックレジン: 2025年12月アーカイブ
神経が露出していたのにも関わらず・・・
- 2025年12月 2日 09:00
- マニアックレジン
患者さんは40代男性
1カ月前に歯がかけてしまい放置していたら痛みが出てきた為
近医の歯科医院で応急処置をしてもらった歯の治療をお願いしたい。
レントゲン
虫歯が大きく痛みもあったことより、抜髄と判断しました。
口腔内も歯ぎしり痕が見られ、咬耗(歯のすり減り)が著しい。
仮蓋を外すと
歯髄から出血が見られます。
ただ・・・
第一大臼歯だったのに麻酔が全く効かない。。。
歯根膜麻酔含め追加麻酔をするも全く効かず、露髄しているので髄腔内麻酔を行なうも痛くて体がのけぞってしまう。
年に1件ぐらい麻酔の効かないケースはあるのですが、だいたい親知らずか第二大臼歯と相場は決まっているのですが、第一大臼歯で麻酔が効かないなんて、『初』
麻酔が効かないケースは骨格のしっかりした、俗にいう「顎のエラが張った人」
この人は皮質骨が分厚いので麻酔液が中々歯の中まで浸透しません。
昔なら伝達麻酔をしていましたが、ここ5年ぐらい全くやっていない為「注射針」も持っていない。
基本的にやることをやってダメなら仕切りなおした方が早いので、今日は治療は無理!
こんな麻酔が効かなかったのは初なので、大学病院に紹介状を書き治療は終了
口腔内 術後3カ月
歯がかけてしまうのは、歯ぎしりの関係でしょうね。。。
自分の歯を長持ちさせたい患者さんは咬む力も意識した方がいいですよ!
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