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なかなか良い感じ!

術前写真のない左下7  治療後のレジンアンレー

IMG_4988.jpg

最初、体積的にも部位的にもゴールドアンレーを予定していましたが、

術前時に患者さんに「詰めれそうならレジン(プラスチック)でいいですか!?」と聞き

何とかレジンで修復しました。

 

ゴールドもいいのですが、他面に虫歯が及ぶ場合健康な歯の切削量が大きくなるので

詰めれそうで、レジンでも強度的に無理がない場合このように治療計画をかえることが稀にあります。

 

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大きなパフォレーションとMTAセメント

患者さんは30代男性 

全体的に治したいとの主訴でした。

 

その中の左上4 

痛みは無いが前々から歯茎から膿が出る。

2023 EEdental NOA (1).jpg

太いメタルポストが入っており、歯の側面に大きな透過像(膿)が見られます。

 

患者さんには、

1、歯が折れている

2、神経の横枝に感染がある

3、前の治療で歯の側面に穴を開けてしまったパフォレーションがある

のどれかだと思います。 

一度残す方向で治療しましょうということで治療をさせてもらうと

 

治療後

 2023 EEdental NOA (2).jpg

太いメタルポストを作る際でしょうか、歯に穴を開けてしまいそこからの感染でした。

*2か所パフォレーションがありました。

 

仮歯を入れ経過観察 

 2023 EEdental NOA (3).jpg

治療後から膿もとまり、痛みなども無いそう。

大きな病変はだいぶ小さくなってくれていますが、外に出たMTAを囲むように透過像があります。

 

患者さんは普通に食事もでき、症状もないことよりもうしばらく仮歯で経過を見ることに

  

 術後2年 仮歯が外れたとのことで来院

2023 EEdental NOA (4).jpg

 1年前と変わりなし、患者さんの症状は一切なし

 

と言うことで、この透過像は歯の外に出てしまったMTAが起こしている透過像と推測

*MTAセメントは生態親和性が高いと言われる材料ですが、体にとっては異物なのでこのような反応を起こす場合も多々ありますが、細菌感染を起こしている訳ではないので問題なく経過します。

 

患者さんに説明を行いセラミッククラウンを入れることにしました。 

2023 EEdental NOA (5a).jpg 

綺麗に適合しております。

 

術前時には残せるか!?と思った歯でしたがなんとか残すことができました!

  

  

 先日、ある先生に巨匠のT先生が、

外に出たMTAはセメント質が添加され歯根が伸びると言っていたのですが、どう思いますか!?

と聞かれましたが、

 個人的には私の場合外に出たMTAは大量に出た場合は今回のような、外に出たMTA部分だけ透過像が残ります。(異物反応のような所見) 

 

たぶん今回のケースは、このまま経過していくと思われますがまず問題は起こらないだろうと推測しています。

2023 EEdental NOA (6).jpg

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教えてください!シリコン印象材

師匠に聞いて使っていたシリコン印象剤

自分史上1位、2位を争うぐらい良いシリコンだったのですが・・・

  

製品の輸入が終わった為か、次は後継のものはコレですと渡されたプリント

*基本的に井野の好きな材料・製品マイナー過ぎて無くなる説

  

今のがあるうちに、次の後続販売の製品買って使ってみたのですが、

「全然ダメ!というかお話にならない・・・」

頬側 

2023 imp (1).jpg

気泡説明写真

2023 imp (3).jpg

口蓋側

2023 imp (2).jpg

気泡説明写真

2023 imp (4).jpg

赤い部分が気泡 緑の部分はテクニックで改善できると思われる気泡

 

1つの印象でこれだけ気泡入っていたのは初!

この印象剤で5回ほど印象採りましたが、印象OKとなったのは1ケースだけ。。。

*4人の患者さんで使わせてもらいましたが必ず気泡が入ってくるので2回目には前の印象材に代えて再印象しました。

  

    

メーカーに聞きたいのはどういう理由で95点以上の材料からこの材料を採用したのか!?

 

自分的には、選択ミスだと思いますね。

*多くのメーカーは輸入業者で海外からの買い付けを行い国内販売しています。 

 

そもそも製造会社のHPなどには寸法変化や親和性、流動性など謳っているんですが・・・

 

臨床家としては、そんなことより「製品内の気泡をゼロにしてくれ!」と思います。

どんなにシャープに印象が採れた所で、マージ部に気泡が入った時点で再印象(個人的には0点)

気にしない先生は最強ですが、技工士は想像でマージン設定しないといけないので大変ですし、なによりクラウンやインレー・アンレーには段差が出来やすいです。 

 

これって商品開発の人間は色々試行錯誤してより良い材料を作ろうとしていると思いますが、

製造ラインの人はバイトであったり、そういった何が必要なのかの知識がない人が作っているとは思いますが、研究室で良くても現場で同じものが提供できなければ絵に書いた餅 

  

はっきり言えば、「ウチの製品は気泡ゼロ!」という方がうたい文句になると思うのですが・・・

  

別に補綴専門医ではないのですが、自分の作る・携わる物は80点以上のものは最低限提供したいのでそこは拘ります。

そう言えば、印象時を使わない口腔内スキャナが色々出てきていますが、

EEデンタルではそちらに手をだすつもりは今の所ありません。

 

理由は、1日4~5人の治療では投資しても回収できないから。

この気泡だらけの印象トレー

EEデンタルの場合、マージンに気泡など入っていると担当技工士から電話がかかってきて

「先生マージンに気泡が入っていて、模型作れないのですが。。。」

「つきましては再印象して頂けると助かるのですが!?」と連絡が入ります。

*言っていただけるだけありがたいです。

   

ただし、患者さんの来院回数は増え、私もまた同じ治療をしないといけない!

  

私は自費専門医なので、正直使う材料代などは完全に無視していい立場です。 

ですので、費用を出して改善でき自分がラクできるものなら1000~2000円高くても普通に購入して使います。

  

 

また、色々シリコン調べて使いやすくエラーの出にくい材料を探す旅に入ります。

印象剤に詳しい先生いましたら、お勧めの商品をメールで教えて頂けると助かります(笑) 

 

結論的に、師匠と同じもの使うのが正解なんですけどね ε=(>ε<) 

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大きな金属土台の歯根破折と歯の保存

患者さんは60代女性

昔から治療させて頂いている患者さんで今年の2月に土台ごと歯が取れたと連絡がありました。

 

レントゲン

2023 EEdental YF (1).jpg

太い金属の芯ごと抜けてきています。

 

土台ごと外れてくる理由はだいたい3つ

①、歯根破折

②、虫歯

③、セメント(接着剤)の劣化

  

このうち③、セメントの劣化なら歯は残すことが出来ますが

取れた歯の再装着という治療はやめておいた方がいいと思います。

再装着したことで咬み合わせが高くなり、①歯根破折になることがあります。

 

今回のケースは、①歯根破折で抜けてきたようです。

2023 EEdental YF (2).jpg

近心根には立派な破折線が見え、根側面の骨も大きく減っています。

また遠心根にも顕微鏡でみると破折線がありました。

 

根管治療を2回ほど行うと歯茎の上の歯が無くなり、根は良くなったが、健康な歯質が減ったことにより咬み合わせに耐えられなくてこうなることもよくあります。

ですから、根管治療はなるべく1回で成功させる、再治療の際もなるべく削らない治療(健康な歯は残す)をした方がいいです。(難しいですけどね)

 

 

今回のケース、

患者さんには「残念ながら、この歯は抜歯した方がよい」

どうしても残したいのであれば、近心根を抜いて遠心根半分残すヘミセクションを行うか!?

ただ、遠心根も薄っすらクラックもあるので、そこまで長く持たないかも!? 

 

患者さんは今は抜きたくないとのことで、折れている根だけ抜くヘミセクションを行いました。

折れている側の半分抜いて、仮歯で様子を見ることにしました。 

2023 EEdental YF (3).jpg

口腔内 

2023 EEdental YF (4).jpg

いい感じで経過しています。

 

基本的にヘミセクションした歯は隣の歯とブリッジを作ったりしますが、

今回の残した歯に関しては、少し問題があるので使えるまで使って問題が出たら

残りの歯も抜歯する予定で、周りの歯は触らないように計画しました。

 

出来れば5年ぐらいは使いたいですね( ^ _^)/  

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大きな虫歯の歯髄保存1年予後

去年治療させてもらった歯の1年予後 

上顎の奥歯はここに虫歯が出来やすい(シールドレストレーション) - EE DENTAL_Blog

 

かなり大きな虫歯でしたが、シールドレストレーションで神経保存を試みました。

シールドレストレーション:部分的に虫歯を残し治療する方法

わざと虫歯を残す治療法「シールドレストレーション」 - EE DENTAL_Blog

治療後のレントゲン 

2023 EEdental ITT (1).jpg

  

1年ぶりの再来院、症状はなく歯磨きもきとんと出来ています。

レントゲンを撮り、神経が死んできていないかチェック

2023 EEdental ITT (2).jpg  

1年前と変わりなく神経も死んできていないので、このまま様子をみてもらうことにしました。

 

基本的に、私は虫歯は全部削る派です。

ただし、そこは考え物で虫歯を全て取ると神経が露出してしまい予後が悪いと判断すればこんな方法で神経保存を行います。

歯の治療は一生持つわけではないので、将来的に次の治療が必ず必要になるでしょう。

ただ、今神経を取るのか!?10年後神経を取るのか!?20年後神経を取るのか!?でも歯の寿命は大きく変わってきます。

  

歯内療法専門医なので、人より神経を取るのは慣れています。

セミナー次の日の3mmの穴からの根管治療 - EE DENTAL_Blog

ただし歯内療法専門医と言えど成功率は100%ではありません、抜髄でも少なからず失敗はあります。

  

ですので、私は歯を長く残せるような考え方をします。

 

一応、タンニンという材料を歯の中にいれていますので、理論上は残した虫歯部分はまた硬い組織に変わってくれているとおもいますので、もし歯がかけた場合で治療が必要になった場合次も歯を神経を残せる可能性は僅かながらまだ残っていると思います。

 

歯を長く持たせる為には、ある程度戦略は必要です。

*中に入れる材料で予後が決まる訳ではありません。

今書かれている教科書的な治療が必ずいい訳ではありませんし、医療は日進月歩で10年後には教科書の内容も変わります。

また審美性を重視するのか、歯の長期保存を重視するのかにもより介入方法、介入時期は異なります。

 

ありがたいのはEEデンタルに来られる患者さんの中にはブログである程度私の考え方を知って来てくれている初診患者さんもいるので説明がラクになることも多々あります。

因みに、同患者さんの下顎6の大きな虫歯も 

神経付近まの大きな虫歯 抜髄 (根管治療) 確定!? - EE DENTAL_Blog

2023 EEdental ITT (3).jpg 

こちらも問題無く経過しております!(同日にレントゲンを撮らせてもらいました)

  

 

まぁ、こういった治療って手間の割には医院の医業収入って上がらないので一般的な治療法にはなりませんが、患者さん側からしたら神経を残すメリットってメチャクチャ大きいですよ。

現在、一度取った神経を再生させる治療が出てきてはおりますが、治療費は80~90万ぐらいします。

残せる可能性のある神経を1万円(3割負担で3000円)で取って、後で何十倍の費用で再生させる。

 

ん~、何か凄い矛盾を感じる。。。

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「私、失敗しないので!」

毎回スタッフに調べてもらっている根管治療の記録 

EEデンタル2022年 歯内療法専門医 根管治療傾向 - EE DENTAL_Blog 

  

ファイル破折は昨年起こしてしまったのですが、

ここ数年はパフォレーション(歯に穴を開ける)は無かったのですが、

昨日とうとうやってしまいましたパーフォレーション・・・

 

一応報告がてらブログに、今回のケースは失敗とリカバリー術です。  

 

患者さんは40代女性

非歯原性歯痛の治療が落ち着いた所でしたが、右下の被せが割れたとのこと

レントゲン

2023 EEdental IU (1).jpg

クラウンの中に大きな虫歯がみられます。

また根管は急激に湾曲しているように見え、かなり長いファイバーポストが入っています。

 

患者さんには抜歯の可能性も出てくるので早目に治療した方がいいと説明し根管治療からやり治すことに

 

クラウンを外し虫歯をう蝕検知液で染めて除去し、ファイバーポストを削っていくと

途中で、少し根管軸を見失ったのでレントゲンで確認すると、

2023 EEdental IU (2).jpg

やはり歯軸とは違う場所を削り始めていました。

*ピンクの線が削るべき所、黄色線が今私の削っている所

*この時点ではパフォレーションはない

遠心(奥)よりを削り始めているので、もう少し近心側(手前)を削る必要があります。

 

で、修正しながら削って行くと、

もうそろそろガッタパーチャー見えてもいい深さなんだけど出てこない・・・

  

そこでまた確認の為レントゲン撮影

2023 EEdental IU (3).jpg

*緑が今削っている所

よく分からないがそろそろ潮時のような気も・・・

 

もう少し削ってみると、ピンクの点が!

これはガッタパーチャーか歯肉(パフォレーション)か!?

恐る恐る、先端が0.1mmのオープナーで突くと微妙に出る出血!

 

「パフォった。。。」(失敗)

 

専門という人間が、顕微鏡を使って色々な道具を駆使して時間をかけて少しづつ削って行っても、やってしまいます。

患者さんには後で説明しますと話、MTAにてパフォレーションリペアとレジンコアを製作

2023 EEdental IU (4).jpg

たぶん、赤い場所がパフォレーション(MTAでリペア)

 

穴を開けてしまいましたが、その穴はおおよそ0.2mm程度

また穴を開けたら細菌感染する前に即日埋めれば予後も悪くないことを説明させていただきました。

   

  

歯科は先生毎に考え方が違いますが、

「ここまで長いファイバーポストを入れる必要があったのか!?」

 

取れなかった私の言い訳です(笑) 

 

金属の土台などは歯と色が違うので顕微鏡でその部分だけチョンチョン少しずつ削って行けば除去はできますが、

このファイバーポストは透明で歯の深い部分になると歯の色と同化してしまい、

どこが歯なのか、どこがファイバーなのか簡単に認識できません。

レジンを固める光照射機で波長を変え観察したりするのですが、よく分かりませんでした。 

まさに、「光軸迷彩(造語)」 

 

次の日同じような長いポストを入れた患者さんに

金属の土台は歯と材料の色の違いからだいたい取れます。

ただ、歯と同化する色材料は違いが分からず顕微鏡でも間違った部分を削ることがあります。

と説明すると、患者さんに

「奥歯なんだから、青でも赤でも色付ければいいのにね!」

と患者さんでも分かる対策を言われました。

 

歯科の世界って、自分のやった処置(被せ物・詰め物)は外れないようにという考えがあり、

次のやり直しの治療のことなど微塵も考えない処置もあります。

  

毎回言いますが、一度削った歯科治療を受けた歯は必ず再製の時期が来ます。

その際に難攻不落のピラミッドのような誰も受け付けません!という処置をされていると、

次の処置はミスが起こりやすいです。

 

私の考え方も一般的ではありませんが、

少なくとも私がやった処置は永久に持たないと思っているので、必ずやり直しの際にトラブルになりにくい配慮はします。

将来の治療選択肢は多い方が歯を残せる確率は上がると思っています。

  

審美性や接着性を考えるあまりこういった考えは蔑ろにされています。

補綴・審美屋(被せ物)とエンド屋(神経の治療)では材料に対する考え方が違います。 

 

   

 

ドラマではありませんが、「私、失敗しないので!」なんて言葉口が裂けても自分は言えませんね。。。  

 

今回の患者さんたぶん大きなトラブルにはならないと思いますが、この後しばらく経過観察を行います(・・;)

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セミナー次の日の3mmの穴からの根管治療

日曜日にセミナーをさせてもらい

第8回 エンドセミナー終了 - EE DENTAL_Blog

その内容は咬む面に3.5~4mmの穴を開け根管治療を行う

というものでした。

  

一部のアメリカなどの専門医では行われている方法なのですが、日本では全くマイナー

むしろ「そんな治療あかん!」という感じ(笑)

理由は、

「そんな小さな穴からきちんと治療出来るわけない!」「神経取ったら被せ物なんだからガッツリ削ればよろしい!」 

昔から言われる基準の咬合面から根管口が全て見えるように開けなさい。(がっつり削る)

これは裸眼時代の治療基準であり、顕微鏡があれば、わざわざ3根、4根が見れる必要はないと思っています。

開けた所で、3根、4根同時に治療できる訳ではありませんし、治療は1根ずつなので1根ずつ見れれば必要十分です。

また大きく髄腔開口すればきちんと根の先まで治療出来るか!?といわれればそんなこと120%言えないと思います。

   

毎回思うのですが、内視鏡が無かった時代に内蔵の手術で大きくメスで切って開いて手術して、侵襲が大きい分痛みも出ますし、治りも遅いですし、傷も大きく残ります・・・

一方内視鏡の登場で3か所ぐらいから内視鏡が入る程度の1cm程度の切開で手術が可能になりました。

 

歯科って、こういうトレンドは取り入れないのか!?

   

手術繋がりで言えば、大きく削った割に何回も治療を繰り返す。

根管治療は体の中を触る治療なので、言わば小外科手術なので体の外と中を繋ぐ部分は速やかに封鎖した方がいいのですが、長々治療し細菌感染を起こして痛みが出る、更に治療が長引く・・・

 

言わせて頂くと、 大きく削ってその日のうちに終了!なら分かるのですが、

大きく削って長々治療

小さく削って細菌感染させないようにその日のうちに治療

 

どちらがいいのでしょう!?

  

私がこんなことやり始めたのは、「根管治療」と「レジン」が専門だから。

個人的には、咬合さえきちんと見極めれば特段かけたりはあまりないんですけどね。

クラウン入れた所で、歯根破折は起ってしまう訳で。。。

  

今回の患者さんは60代女性

4年前に私がレジン充填をさせて頂いた歯が腫れてきたとのことで来院

少し大き目にレジンを詰めた所の神経が死んで膿んできています。

2023 EEdental SKI (1).jpg 

患者さんに根管治療の必要性をはなし、1回法で根管治療

 

当然3mmの穴から髄角含め見える部分の歯髄は全て除去しにいきます。

2023 EEdental SKI (2).jpg 

治療時間1時間45分 

小柄な女性で開口量が小さく、患者さんに頑張って頂き1回で根管治療+レジンコア+レジン充填の治療を行いました。

 

特にML根は上部が上部が石灰化物で隠されており、ハンドファイルも歯軸と開口量の問題からなかなか入らない。

こんな時は、オープナーを使いショートレングスのファイルで根管上部を処理してから治療を行うのですが、こういったコンセプトの道具がなかなか無い為、色々なメーカーの使えるんじゃないか!?というものを購入して試行錯誤しています(笑)

ハンドファイルも21mmからですが、根管上部を触る場合こんな長さ要らないんですよね・・・

多分、17mmもあれば十分で上のオリフィスオープナー的な役割的なハンドファイルがあればね!

 

作ってもたぶん売れないと思うのでメーカーも作らないとは思いますが、個人的には#06を削ってカスタムファイルを作ることもあります。

後、使えるのはC+ファイル、これも微妙に短くテーパーが付いているので、プッシュ&プルをしていると必然的に漏斗状拡大が出来ている!

  

今回のケースも綺麗に治療出来たと思います( ・∀・)v

この後レントゲンで根尖病変の経過観察を行っていきます。 

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なぶら

朝から海はなぶらが凄く、伊良湖はこの時期は釣り人が多い

*なぶら:魚の群れ

  

昼ぐらいに海に入ってもなぶら凄いなぁ と見ていたのですが、

日の入り前の時間になり、海も貸し切り状態となり夕まずめの為かなぶらの群れがどんどん大きくなり

自分のいる場所もなぶらの群れの中、下から大型魚に煽られたのか魚がジャンプして逃げている。

 

サーフボードの上にも魚が。。。

いつの間にか波待ちの時間は漁となり

IMG_9215.jpg

 サーフボードの上に乗る魚を回収してきました。

 

過去におじさんがサーフボードの上に乗ってきた魚をその場で食べていましたが、

自分はアニサキスも怖かったので、波乗りのしながら食すことはできませんでしたが、

家で素揚げにして食しました。

IMG_9224.jpg 

初めてあんな大きななぶらの群れの中で波乗りしましたが、正直サメ下にいたらどうしよう!?

と少し不安になりました(笑)

IMG_9217a.jpg

楽しい1日でした。

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23号線工事による1号線、259号線交通集中のお知らせ

昨日、車で来院する患者さんが軒並み遅刻となってしまいました。

私も朝渋滞に巻き込まれ遅刻しました。

 

どうやら、蒲郡で豊橋バイパス(23号線)の工事で通行止めになっており

その車が1号線を利用するようで交通集中による渋滞が起こっています。

20230713114157.pdf (mlit.go.jp)

工事期間は11月13日~12月22日   

のようなので、しばらく交通集中による遅延が考えられます。

 

通院中の患者さんにつきましては、遅れそうな場合は電話で遅れることを言って頂けると助かります。

また仕方がないことなので無理して事故を起こさないように気を付けてください。 

 

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第8回 エンドセミナー終了

第8回エンドハンズオンセミナーが終わりました。

DSC00702.jpg

朝9時から19時前まで1日顕微鏡を覗きっ放しでお疲れさまでした。

少し延長してしまい申し訳ありませんでした。

 

過去にベーシックセミナーを受けて頂いた上手な先生が集まって頂けたようでスムーズに進行できました。

 

当日の最後の症例、コンサバティブエンドアクセス(約3.5mmの穴からの治療)

健全な歯質が4壁ある場合には、歯質保存の観点からもお勧めできる治療です。

  

K先生

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T先生

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K先生

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S先生

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S先生

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O先生

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O先生

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T先生

T8.jpg

 

*イニシャル被りが多いですが、参加して頂いた先生なら自分のケースは分かると思います。

 

根管充填+レジン充填などは上手く出来ていると思います。

ただ、細かく見ると僅かな髄角部分を取り残している先生もいるので、必ずう蝕検知液(ブルー)を使い、色を変えて確認作業はしてください。

   

天蓋・髄角の除去は治療している歯髄のイメージすることです。

顕微鏡下でもどこが髄核、どこが壁、どこが髄床底、どこがイスムスなど見て確認することなのですが、

歯には必ずヒントがあります。

実際は歯のイメージを持っており、歯はらのヒントを読み取れる先生ほどどこをどの程度削ればいいかが分かるのでミスなく治療が早いです。

 

 

後、アンケートもありがとうございます。

セミナーに複数回参加の先生が多く名残惜しいなど温かいコメント頂き感謝しております。

  

先生達から色々な意見や知見を頂き私もセミナーで勉強をさせて頂きました。

講師の私も家に帰ったら風呂も入る気力も無かったので、参加して頂いた先生はもっと疲れただろうなと思います(笑)

1日お疲れ様でした、少しでも先生方の治療のお役になれば幸いです(^。^)

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